サイトカイン産⽣能からみたBRPの作用とは︖
グラフは健常人群、BRP治療有効の進⾏がん患者群、未治療進⾏がん患者群のリンパ球のサイトカイン産⽣量の違いを示したものです。
(1)未治療進⾏がん患者群では、健常人と⽐較してがん免疫を強くするサイトカインであるインターフェロンガンマ(IFN-γ)グラフ①とインターロイキン12(IL-12)グラフ②の⽣産量は低く、逆にがん免疫を抑制するサイトカインであるインターロイキン10(IL-10)グラフ③の産⽣量は⾼くなっています。
(2)BRP治療有効の進⾏がん患者群では、未治療例と⽐較してインターフェロンガンマ(IFN-γ)グラフ①とインターロイキン12(IL-12)グラフ②の産⽣量は⾼く、逆にインターロイキン10(IL-10)グラフ③の産⽣量は低くなっています。進⾏がんの患者さんでは、樹状細胞や1型ヘルパーTリンパ球(Th1)の機能が低下し、がん免疫が抑制された状態になっています。BRP治療により1型ヘルパーTリンパ球が優位となり、免疫抑制状態が解除されることによってサイトカインバランスも改善し、がん免疫が活性化されます。